
スイッチひとつで炊ける炊飯器はたしかにラク。タイマー機能も保温機能ももちろん便利。
でも!それらを手放してでも、あの甘くておいしい『鍋炊きごはん』を毎日おうちで食べたい!とずっと憧れていました。
とはいえ…ごはんを鍋で炊くのって火加減を見ながらずっと張り付いていないといけない面倒なイメージがあるし、焦げたり芯が残ったりと、難しい印象もぬぐえず。
ごはん失敗したらそれだけで夕食の危機!ただでさえ大変な毎日のごはんの支度に、そんなリスクを背負いたくない…
そんな私が!失敗を繰り返しながら運命の炊飯鍋と出会い、脱・炊飯器に成功!
今は毎日、鍋炊きご飯を頑張ることなく続けています!
慣れてしまえば本当に楽ちんな鍋炊きごはん生活。
自分にできるかな…と迷っている方にこそ読んでいただきたい。
目次
炊飯鍋ってどんなもの?

米のスタンディングオベーション!
一粒一粒がべたつかず、粒がたってしっかりしているのに中はふっくら、噛むほどにお米の甘みとうまみが口に広がる。かためとも柔らかめとも形容しづらい、しゃきホワ…みたいな?
うっかりすると、おかずなしで一杯いっちゃいそう。
炊飯器で炊いたご飯もふわふわで美味しいけれど、粒立ちの感じはなかなかない。
巷で売ってる10万円越えの炊飯器ならあのごはんを再現できるのかな?と気になるけれども、そのお金で一生分くらい買えてしまう炊飯鍋で夢をかなえたい。
そもそも素朴な疑問、どうして鍋で炊いたごはんは美味しく感じるのでしょう。
炊飯鍋のおすすめはこちらにまとめています!
おいしさの秘密は
「ごはんをおいしく炊くポイントは米粒内のデンプンを均一にα化(糊化)させること」
まずはじめに、ごはんを炊く(炊飯)とはなにか?
生のお米に水分と熱が加わることで、密だったデンプンの結晶構造がゆるくほぐれ、粘り、弾力、消化しやすさを持たせたαデンプン=ごはんに変化する。それを糊化という。
均一に糊化させるためには、デンプンの糊化がはじまる70℃前後から沸騰(98℃)するまでの時間をできるだけ長く保つことが重要。
目標は10分間 !
強火で熱し始めると10分たつ前に沸騰してしまうし、かといって弱いと時間がかかりすぎて対流に必要な水分が蒸発してしまい焦げることも。
つまり!沸騰までに10分間かけられる鍋選びと火加減、そして均一な水の対流がおいしさの秘訣といえそう。
絶妙な熱伝導率と形状でこれを実現できるのが炊飯鍋なんです。
炊飯鍋のおすすめはこちらにまとめています!
向いているのはこんな方
誰にでも!と言いたいところだけど、電気炊飯器の便利さや失敗のなさを重視する方には向いていないかも…。でもそれ以上にメリットを感じられる方もきっと多くいるはず!
「こんな方にはぜひおすすめしたい」を考えてみました。
- 炊飯器にプチストレスをかかえている
ストレスのもとって人それぞれだと思いますが私の場合はこんな感じ。
タイマー機能は便利だけど夏場は時間をおいた水とお米が傷んでしまわないか心配。プシューっと吹き上がる蒸気対策で置き場所が限られる。部品を毎回すべて洗うのも手間だし、本当にきれいになってる?という不安。保温機能でごはんを黄色く変色させてしまったり…。
そして価格の幅がやたら広いのも悩みのタネ…。「ハイスペック=おいしい」が決まっているとも限らないし…などなど。
炊飯器を処分するまでだいぶ自問自答を繰り返したし、家族に反対されたりも。
でも、どう考えても ストレス >>> 手間!との結論にいたり、サヨナラを決めました。
結果、もやが晴れるようにストレスなし。シンプルで快適なごはんライフです。 - ひと手間かけてもおいしいごはんが食べたい
この気持ちこそ、デメリットを吹き飛ばす原動力!
たしかに電気炊飯器のようにスイッチひとつで炊きあげることはできない。保温機能もタイマー機能もない。タイミングを間違えたらきちんと失敗もする。
でもさ、吹きこぼれないように火加減を調整するとか、時間をはかって火を止めるとかって、味噌汁やゆで卵を作るときにもやってること。慣れてしまえば片手間でできます。
IHで加熱時間タイマーがあればほとんどほったらかしOK。
これを読んで、いやーむりむりって思わない方は確実にいけます。笑 - 意外にも?忙しい人にこそ合うのでは
うちの炊飯器は、通常モードで炊くのに1時間くらい時間がかかっていました。
鍋炊きだと火にかけてからだいたい30分くらいで蒸らしまで完了。
おかずと同時進行で炊き立てごはんが食卓に並びます。洗い物は鍋としゃもじのみ!
余ったごはんは冷凍保存がおすすめ。
炊きあがりをすぐに冷凍容器に移して、粗熱がとれたらできるだけ早く冷凍庫へ。
私は小さい冷凍引き出しを冷凍ごはん専用につかっています。
ごはん容器を保冷剤でサンドして、できるだけ庫内の温度が上がらないように工夫。
必要な時にレンジでチンすれば炊き立てと遜色ない美味しさがよみがえり、これがまた本当に便利。ごはんのお供さえあればササっと食事も済ませられるし、お弁当にも使える。
『保温、タイマーなし』がかえって悩むことなく冷凍できるというメリットに。
炊飯鍋のおすすめはこちらにまとめています!
どんな素材がある?
いままで色々な鍋で炊いてみて思ったこと。
それは、蓋さえついてりゃどんな鍋でもおいしくご飯は炊けるです。
フライパンで炊く人もいるらしい。
でもやっぱり専用の「炊飯鍋」はその名の通り素材も形状も美味しいごはんのために計算されつくされているし、気分をあげるためにもお気に入りのひとつをみつけたいところ。
料理用の鍋がごはん用に使われてしまうのも不便だしね。
鍋の素材は次の4種類が主流。
『土鍋』…熱伝導率が低く、じっくりゆっくりと熱が伝わる。
『鋳物ホーロー鍋』…重い蓋が圧力をかけ蓄熱性と密閉性が非常に高い。
『鉄』…熱伝導が良く、短時間で炊き上げる。
『アルミ』…熱伝導が非常に高い。軽くて扱いやすい。
『ステンレス』…手入れが非常に簡単。保温力が高い。
素材によって炊きあがりも微妙に違いがある。
使い古したアルミの片手鍋でなんとなく炊いてみたところ、意外にも好みのシャッキリ固めごはんが炊けて驚いたこともあるから分からない。そして面白い。
それからもうひとつ、ごはん鍋を選ぶうえで絶対に忘れてはいけないのは、ガス火、IH用の確認!
とくにIHで使いたい方は、どれがいいかな?と悩む前にまず必ずチェックしましょう。
炊飯鍋のおすすめはこちらにまとめています!
失敗から考案「かるび流の炊き方」
鍋炊きごはんに挑戦したものの、レシピ通りにやってもなぜか失敗する…
そんな経験はありませんか?
わたしはあります。しかも何度も…。
一度でも失敗すると次の挑戦へのハードルがいっきにあがってしまうんですよね。
これからご紹介するのは、わたしが何度も失敗を重ねてたどりついた「失敗しにくさ」を最優先にしたオリジナルな炊き方!
苦手意識のある方こそ。ぜひ一度試してほしい。
①お米を洗って浸水させる

まず、きれいに研いだお米を冷たい水につけて浸水させる。
お米の芯まで水分が浸透することにより熱が伝わりやすくなり、ムラなくふっくらとしたごはんに炊きあがります。
夏場は30分、冬は1時間ほど。
浸水時間1時間程度でお米の水分量は飽和状態になるので、長く置きすぎないように注意。
前日の夜から浸水させておく場合は傷んでしまわないようにはぜひ冷蔵庫へいれましょう。
浸水時間が過ぎてもすぐに炊けない時は、ざるにあけて冷蔵庫にいれておくのがおすすめ。
➁加熱スタート
浸水完了!米が白っぽくなったらしっかり吸水できた合図。
米をざるにあけて水を切り、計量した水を注ぎます。
水の量の目安は米の量の1.2~1.4倍くらい。新米なら水を少なめに、硬めに炊くなら少なめに。
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\ ここでかるび流! /
というのが一般的なのですが、私はなんと水を量らずに適当に入れて加熱スタートします。
鍋にふたをして、熱源にかける。(我が家はIH)
中火で、ふたがカタカタと揺れ始めて蒸気が噴き出すまで待つ。
ここまで10分間かけるのが理想的!火加減を調整しましょう。

\ ここでまた、かるびの炊き方! /
鍋炊きごはんの基本「赤子泣いてもふたとるな」を守らず、沸騰したらふたを開けます。

\ かるび流! /
そしてしゃもじでゆっくりかきまぜます。底もこげないように全体を。
一度に3合から3合半と、鍋の許容量いっぱいに炊きたいので、なかなか十分な対流が起きないようです。これが原因で過去に炊きムラやこげの失敗があったのです。

\ かるび流! /
そしてなんとここで水の量を調整します。
ごはんの表面が水に覆われているくらいが適量だと思います。
多すぎる場合はおたまですくって減らします。
ごはんが浸かっているけれどおたまですくうことはできない、というラインがジャスト!
③沸騰後、火を弱めて10分間

ふたをして、火を極弱火にし10分間。
④火を止めて10分間蒸らす
10分たったら火を止めて、そのまま10分間蒸らします。

蒸らしが終わったら、しゃもじで全体をかき混ぜて余分な水分を飛ばします。
これで完成!
すぐに食べる分をお茶碗によそったら、残りはすぐに冷凍しましょう。
ビタクラフトのごはん鍋はこちらでご紹介!
鍋炊きごはんのまとめ
料理上手なかたから怒られてしまうかもしれない、邪道ともいえそうな炊き方ですが、私はこの方法でかなり安心して鍋炊きごはんを続けられるようになりました。
味もこだわりも大事だけど、主婦としてはなにしろ失敗しないのは最優先。
失敗した苦い経験のあるかたこそ一度試してほしい炊き方です。
そして、おうちに蓋つきの鍋があればまずはなんでもOK!ぜひチャレンジしてみてください。
シンプルな鍋炊きご飯生活があなたのお気に入りになりますように。
炊飯鍋のおすすめはこちらの記事にまとめてあります
なべの素材で味や炊きあがりも変わるのがまた面白いところ。ぜひご覧ください。
毎日の暮らしに小さな楽しみを
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